OADセッション+個人講座プログラム(SEP)の感想
2015年から一年半、26回の継続セッションを受けられたSさん。ご自身のうつ状態やお身体の不調、不安感などとしっかり、そして丁寧に向き合いながら、その過程での変化をご自身の体験から書いてくださいました。
癒しには本当に色々なプロセスがありますが、一つの旅をご覧いただければと思います。Sさんは来月からまた次の10回コースが始まりますが、引き続きどのような旅になるのか、私もご一緒するのを楽しみにしております。引き続きサポートさせていただきますね!
Sさんご感想
keeさんのセッションを受けてから今までについて、変化してきたことなど感想をまとめてみたいと思います。
私は20代後半からうつ病と診断されて、治療を続けてきましたが、薬でよくなった感じがなく、他に改善できる方法はないかといろいろ試してみましたが、どれもそれなりにいいところもあるけれど、何かスッキリとはせず。2015年11月からkeeさんのセッションを受けるようになりました。
はじめは、こんなに今苦しい状況なのに、なんで詳しく状況を聞かないのか?不思議でした(笑)今振り返えると、当時の私は、ストーリーの上をただぐるぐるしているだけなんだなとわかります。今もあるあるですけどね(笑)
セッションをはじめた頃は、思いや感情を聞かれても、自分がどう思っていて、どう感じているのか、自分のことなのにさっぱりわかりませんでした。今までの私が私を守る術は、何かネガティブな出来事が起こったら、気がつかない振りをする、考えないようにする、感じないようにする、忘れるという方法だったので、自分がどう思っていたかとか、感じているのかということに意識を向けることがなかったんだと思います。抑圧し続けて、ウン十年なので、気づいている思いや感情を意識するということが、難しく感じられましたが、継続してセッションを受けていく中で、だんだんと意識できるようになってきたと思います。
今は、うっすらとモヤッと感じた、うっすらとイラッとしたとか感覚を感じても、スルーすることは減ってきました。あ、その場でスルーすることももちろんあるけれど、あとで、迎えに行くこともあります(笑)
<内側の変化>
一番大きい変化と思っていることは、大丈夫感、安定感を感じられるようになってきたことです。今まで、「これさえあれば、絶対あんしん」みたいな何かをずーっと外に求めていました。セッションを重ねるうちに、外側に求め続けている限り、いくら手に入れても絶対あんしんになれないことや、答えは自分の中にあること、自分と対話していくことでそれは見えてくることがわかってきて、そうすると、外に求めなくても大丈夫、私は私がいるということだけで大丈夫なんだと体の中からわき上がってくるような感覚を感じられるようになったら、ふわふわ、ふらふら、落ち着きのない、心もとない感覚から、地に足のついたような、丹田あたりががちっと定まったような落ち着きを感じられるようになりました。こんな感覚を感じられるようになってきた自分がとってもうれしいです。
大丈夫な感覚を一度体験すると、どんなに苦しいと思って、やっぱりもうダメかもしれないと苦しみにのみこまれることがあっても、私は大丈夫なんだという感覚を思い出して大丈夫になったり、思い出しても、それでもダメかもと思っても、大丈夫だったという体験を繰り返すことで、私は大丈夫な感じが少しずつ少しずつ増えてきて、自分の力が少しづつ戻ってくるような気がします。
それから、苦しみを持ち越すことができることもあること今までは、苦しいことは感じたくないから早くなくしたい、早く解決したいと思っていましたが、今は苦しみをなくそうとしなくてもよくて、苦しみを持ったままでも、日々過ごすことができるようになってきたことがうれしいです。
今も、苦しいのはもちろん避けたいし、すぐに何とかしたいと焦ったり、ぐるぐるしちゃうけれど、でも、そこにずーととどまっているわけではない、というか思いも感情も感覚もとどまっていられない、だから、苦しみをどうにかしなくても、持ち越して、そして乗り越えていくことができる・・・みたい。と体験中です。
そして、全体の自分の印象としては、以前よりも軽やかになっているように感じます。同じようなことで悩んだり、ぐるぐるしていても、スパイラルのように、上からみると同じところにいるようでも、横からみたら一段上にいるみたいな感じ。セッション直後とかはすぐに変化は感じられないのですが、あとから気がつくと自分の反応が変わっていて、反応しなくなっていたり、反応しても大したことなかったり、じわじわと自分の内側が変化してくる感じ(笑)自分からこう変わろう!とムリクリ変えようと思わなくても、自然と変わっているって、自分にムリを強いてないし、なんとも自然で軽やかで、OADって本当にすばらしいなと思います。
<身体面の変化>
具体的な身体面では、長年抱えていた背中の痛みが、気がついたら、感じることがなくなりました。ひどい頭痛にも悩まされていたのですが、そういえば、頭痛で寝込むことって最近ほとんどないな〜って感じです。
体のしんどさ、痛みなど、単に体の症状、感覚としてとらえるのと、そこに思いがくっついて感じるのとでは、感覚に違いがあること私は単に体の症状よりも、思いをいっぱい盛っていることで、ツラいと思っていることも多そうだ!と気が付きました。これに気が付き始めたのも私にとってもうれしい変化です。ずーっと体の症状だと思っていたので!
<行動面での変化>
・本当は辞めたいのに、辞められないとずーっと悩んでいた仕事について、むりやり決めたわけでもなく、自然と辞めようと思い、退職したこと
・一緒に暮らしたいのに暮らせないと思い込んでいたネコと今は暮らしていること
・超長いエスカレーターの上りが、尋常でないくらい怖かった(上りの最後の方は立っていられず、両手を付いて四つ這いの状態になっていました)のが、普通に?ちょっと高くて怖いなくらいで、下を振り返ることもできるようになったこと
・私にはムリと思っていたOADセラピストコースに参加していること
<セッションの感想>
セッション中はいつも変わらずに、いっさいジャッジの入らない、どんな私でもありのままでOK状態をホールドしてくださっているので、自分のことを人に話すのが苦手と思っている私もだんだんオープンになっていけたと思います。
セッション中に思いや感情を聞かれても、すぐに出てこなくて(抵抗してるというのもあるのかもしれませんが)先に進まなくて、でもそんなときは、keeさんからセルフワークや課題のヒントをいただいて、ヒントを頼りに、次回セッションまでの間に、じっくりと自分のペースで思考の観察をしたり、自分と対話してみて、次回セッションでkeeさんとシェアして理解を深めていくという繰り返しが、なかなか思いや感情が出てこない私には非常によかったです。
<継続プログラム:SEPについて>
FB(※フィードバック)シートやシェアシート、書くのが面倒だなと思うときもありますが(笑)、書くことで、自分を客観的に見ることができて、新たに気付くことがあったり、整理されたり、より理解できるのではないかと思います。次回セッションまでの出来事をシェアするシェアシートを書くために、前回から今回までの振り返りをしてみると、自分の変化に気付いたり、変化がなかったり、次のセッションのテーマが見えてきたりするので、定期的に振り返るというのもいいことだなと思います。
今回も今まで書いたFBシートやシェアシートを読み返してみることで、感覚的に変わったなと感じていた部分について、いつ頃変化が見られたかがわかったり、当初からかわらず同じことに反応しているのかと、ちょっとショックを受けつつも(笑)、反応に対しての自分の対応が変化してきていて、ただただ思考でぐるぐるしていたのから、思考を整理したり、ていねいにみたり、もっと深いところを見ていこうとしていたりしているのがわかって長いスパンについても、たまには振り返ってみるのも面白いなと思いました。
そして、セッションを継続してきたことで、深海にいたCちゃんや、もっと前の私にも、ようやく気づいてあげることができて、頭では記憶にないから本当?とか疑ったり、思い出すことが怖いと思うこともあるけれど、でも出会えて本当にうれしいし、深海にいる私が愛おしい。本当は愛であふれている。そんな風に感じられるようになってきたのも、セッションを続けてきたからかなと思います。
keeさん、ありがとうございます。
今後は、日々出てきて見逃せない思いや感情をていねいに見ていきたいと思っています。また、箱の中で、出待ちしているCちゃんやたみさん(エコーのあだ名)にもじっくり会いに行きたいと思っています。
これからも、ひきつづき、癒しの旅の同行、よろしくお願いします!
Sさん ありがとうございました!
オープン・アウェアネス・ダイアローグを使いながら、ご自分の中の愛や気づきと共にご自身の癒しが深まっていくご様子がすばらしいなと思いました。生命の輝きに尊敬の気持ちがわく瞬間です(^^)