個人セッションと、マンツーマンレッスンを併せた『ソマティック・エンパワリング・プログラム(SEP)』。こちらのプログラムは『オープン・アウェアネス・ダイアローグ』のセッションで癒しを進めながら理解を深め、心と体の力を育んでいく。というものです。
セッションを受けて、スッキリ!で終わるのもいいかと思いますが、「どのようなことが自分の心で起きていたのか?」を知り、どうしてそうなったのか、心のしくみを理解しながら、癒しと気づきを浸透させていきます。ご自身で振返っていただくことで、全体の流れや心の構造、苦しみへ理解がなじんでいきます。
ご自分の体験からくる発見は自分への信頼になり、それはそのまま”自分らしさ”という心地よさへつながります。ある期間、自分の内側に丁寧に向き合い、癒しと理解を深めることで、心身に自然と力が湧いていることを感じられるでしょう。
SEPはオープン・アウェアネス・ダイアローグ(OAD)セッションを行いながら、個人レッスンとワークシートで癒しのプロセスをサポートするプログラムです。(※5月からリニューアルしております。)
ワークシートの一部を、智子さん(仮名)のご了承をいただき、紹介させていただきます。智子さんからはこのようなコメントもいただきました(^^)
今まで向き合ってこなかったものを(なかったものにしようとしていたものを)いきなり見てしまうので、そういった意味では非常に辛い作業ですが、、、その先の光を夢見て。。。
ムリに進むことはできませんが、セッションやプログラムを受けるとき、というのは向かうご自身の気持ちが揃ったとき。一緒に伴走させていただきたいと思います。
以下の表記は
・黒い文字が『フィードバックシート』の質問と問いかけ。
・ピンクの文字がクライアント様。(太文字はセラピスト。)
・青い文字がセラピストからの(愛の(^^))つっこみ。
です。(※毎回の返信の内容、ボリュームはセッションの内容により異なります。)
今回の智子さんの入り口のテーマは「責められている感じをどうにかしたい。」というもの。ここから、問いかけなどを行い、心の深部にある思いをみていきました。
当日は、OADセッションを終え、講座形式でセッションの振返りをして終わっています。後日ご記入いただいたのが下記のワークシートです。
◇フィードバックシート◇ 智子さん(仮名)
○セッションを終えて今、感じていることはどのようなことでしょうか。
>身体の感覚: どーんと落ちていて、くらくらしています。あまりに巨大な自分の心の闇?というのでしょうか。感情の元となる元みたいなものがすっごくあるんだと知って、茫然自失としているのが正直な感想です。どこから手をつけたら良いのかも不明で、力が抜けてしまってる感覚です。
智子さん SEPのスタート、ありがとうございます。そしておめでとうございます♪
>感情の元となる元みたいなものがすっごくあるんだ
この感情や思いが今までどのように自分の中で固まり、そこにエネルギーを注いでいたでしょうか。
無意識で避けたい思いが自動再生されているのと、苦しいポイントが見つかり自分と出会い直すのとでは、この先 どのような変化があるでしょうか(^^)
心の闇、と感じていらっしゃるかもしれませんが、ここにお宝がたくさん眠っています。この闇(と感じているエネルギー)はそのまま愛のエネルギーです。置いてきた思い、フリーズした自分、傷や誤解を紐解いていくと、このエネルギーソースがまた違ったものとして見えてきますよ~♫
>気づき: 自分では気付いていなかった「抑制」がある事に気がつきました。
私は母を困らせてはいけない
:なぜなら?(母の期待に添えなかったから)
⬇(矢印はご本人によるもの)
私は一人でちゃんとしないといけない
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仕事も一人で無理してでも頑張らないといけない
頑張らないといけない理由は、
1)自分ががんばらないと、自分も抹殺される。
2)自分ががんばらないと、上司や上司の家族も困る。
という思いがありました。この2)について、境界線でみてみると何が起きているでしょうか。
また、つらくても、仕事をがんばることのメリットがありましたね。それが、
・一般の人間関係に目を向けなくて済む
・3~40代の普通の女性のきらびやかな姿が目につかなくて済む
この内、”結婚していない私”への批判もありましたね。ここを見るのはいかがでしょう(^^)
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でも、一人で無理してるからツライ、苦しい
この辺りからが、「苦しみから抜けなくなる思考パターン」になるので、まずは自分に何を禁じていて、どんな思いが苦しみを生んでいるのか。そこをみていくとこのループ(たどり着きやすい思い)から抜けます。
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私が悲しんでいたり、苦しんでいるのを知ったら、母が悲しむよって、わたしは悲しんではいけない。弱音を吐いてはいけないどんなに辛くても、悲しみにはフタをする(なかったことにする。気付かないフリをする)
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でも、ツライ・苦しい・悲しい・・・
よって、悲しみは解放されず、積み重なっていってるんだなーと。。。
◯お持ちになったテーマ、困っていたことの変化はありましたか?どのような思いが苦しみを生んでいたのか。自分はどんな風に捉え、過ごしていたでしょうか。
困っていたこと: 一人で無理して頑張り続けないといけない状況が続いている。
まだ会社が始まってないので、なんとも言えないのですが、ちょっとした依頼もできなかったのですが(たとえば、宅急便の受け取り日時変更とか、美容室の予約の変更とかでも結構勇気がいりました。。。)以前より気楽に出来た気がします。
>一人で無理して頑張り続けないといけない
という思いになる、潜在意識のビリーフを癒していくことで、他者への依頼や頼ることも変わってきます♪
また、どのような思い込み(解釈・ビリーフ・セルフイメージ)がご自分の生活へ影響をしていたでしょうか?それがあることで、どのような行動・思考になっていたでしょうか。
先日、クロネコヤマトのネコピットという機械を使ったときの事です。(アプリで予約しておけば、そのネコピットから印字された送り状が出てくるというもの。
わたしは初めて使う機械だったので、使い方が分からず、店員さんに聞いたところ、その方もよく分からなかったようで、何も進まなかったので、とりあえず別の機械で試行錯誤してやっていたのですが、店員さんは特に私を心配するでもなく、わたしはそのまま結構な時間をかけて、何とか送り状を印刷しました。
ここには”どんな私”がいたでしょうか。店員さんは特に心配するでもなく、は、事実?解釈?
でもって、もし、「わたしは何でも一人で無理して頑張らないといけない」と思い込んでいたら、その現実はきっと辛い解釈を生んだのではないかと思います。
たとえば、「やっぱり誰も助けてくれない。私がやらないといけない。」それだけでは終わらず、「あそこの店員はひどい。私を放置していた。助けてくれてもいいのに」とかになり、ひいては 「もうあの店舗には絶対行かない! クロネコも使わない!」と何か色々制限が発生するわけです。(行かない場所も増えるし、使えない業者も増える)
でも、事実は 「わたしはネコピットの操作をして、送り状を印刷して、宅急便を出した」以上終わり。であって、それ以上でもそれ以下でもない。
もしも、「わたしは何でも一人で無理して頑張らないといけない」という信念がなければ、同じ現実も、たとえば、「(一般的な話として)あの機械はちょっと使いづらいよねー」「クロネコさんもイマイチだな~」とか軽く思ったり、「私って機械の操作が一人で出来てえらーい」「店員さんもできなかったのに、わたし天才?」とかになるかもしれません。どちらにしても、割とすぐ消えていく思考だと思うんですけど、前者だといつまでも残ってる感じがしますね。
いい感じですね(^o^)♪あえて加えると、「わたしは何でも一人で無理して頑張らないといけない」という信念を下支えしているのが、さきほどの”店員さんの前にいる私像”(セルフイメージ)、です。
◯『症状→状態→原因』で見えるものはありましたか。
? すみません。見えるもの?がよく分かりません。
◯(意識の三段階についてご存知の方は)レベル1、レベル2、レベル3の思い、ビリーフ、セルフイメージや流れなどはどのようでしたか。
たくさんあって、盛りだくさんすぎて、すごい流れでした…。分かりやすかったと同時に、あまりにも的を得ていたので、ズキズキきました。笑 笑笑
今は、真実味があるからズキズキかもしれませんが、SEPを通して誤解をひもとく内に、反応が変わってくるのを感じられるかと思います。お楽しみに~!
こちらを受ける前にインテグレイテッド心理学やEFTを勉強しておいて良かったです。セッションに対する理解(私の)がある程度出来ているので、結構包み隠さず話せました。
✧今日のテーマについてのセルフワーク・課題
・ 軽い気持ちでお願いをしてみる。
・ なるべく自分に寄り添ってあげるようにする。(話を聞くだけでも)
・ 「これって何の投影?」と一歩下がって冷静に検討してみる⇒眺める観点といのはすばらしいのですが、
「これは??」と考え始めると思考のパターンにいきやすいので、何か気持ちの揺れやネガティブな感情に なったときには、”感じる”ということをされてみてください。
・アイタタかもしれませんが、「結婚してない自分」へのバッシングの声があるようでしたら、ただ書き出す。ということをされてみてください^^
✧発見した・思い出したリソース(自分が元気になる素)。
色々考えていて思い出したのですが、幼稚園の頃の話です。わたしは当時、牛乳が苦手で飲めませんでした。(今でも体質的にあんまり得意ではないのですが)でもわたしが小さい頃は「牛乳は栄養」という事になっていて、飲まないといけないものでした。
そして、ある日、お弁当の時間?か何かで、頑張って(無理して)牛乳を飲んだんです。そうしたら、幼稚園の先生が 「今日は智子ちゃんが牛乳を飲めましたよー。」といって、クラスのみんなが拍手をしたんです。
もしかしたら、あの時、小さな私は 「無理して頑張らないとほめてもらえない」と無意識に思ったような気がします。
この思い出も大切なポイントになりそうですね。ただ、リソース、というのは、今の智子さんがそれをして、または思い出してワクワクするようなもの、という意味なので、例えば「そういえば私は絵を描くのが好きだったなぁ」とか、昼寝するとリラックスするなぁ♪とか、自分に与えてあげると元気になるもの。という感じです。智子さんは何が好きですか\(^o^)/
✧日常の中で生かしたいこと、使えそうなアイディアなど。
インテグレイテッド心理学のテキスト、もう一度見直してみます。
✧セラピストへシェアされたいことなどありましたら、どのようなことでもご自由にどうぞ!
イケメンくんの名前はジョニー君でしたっけ? ジャック君?
ジョニー君です♪
智子さん、正直なご感想を書いてくださいました。
『どーんと落ちていて、くらくらしています。あまりに巨大な自分の心の闇?というのでしょうか。感情の元となる元みたいなものがすっごくあるんだと知って、茫然自失としているのが正直な感想です。どこから手をつけたら良いのかも不明で、力が抜けてしまってる感覚です。』
と、ありますが、これだけ抑えることに注いでいた。ということは日頃、どのようなエネルギー・体の様子で過ごしていたかでしょうか。
そして、抑えていた理由を心の奥から理解し、かたまりが溶けたら…?
抑えてることに使っていたエネルギーの向きが変わったら…?
どのような変化があるでしょうか。ふだん、どれだけ無意識のうちに不安や緊張を抱え、抑えていたか。ということに気がついたとき。そして、その理由を愛に溶けたとき。そこに自然な生命エネルギーが流れ出します。
誰のスタイルを真似するのでもない、本当の自分らしさ、内側に見つけていきませんか♪
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