購入したその日に読み切ってしまった、それぐらい夢中になった本を紹介したいと思います。コチラ↓
さよならの先 講談社文庫 志村季世恵/著
著者の志村さんは病気などで残りの時間がわずか、という方やご家族のためのカウンセリングを行ったり、今は「ダイアログ イン ザ ダーク」というプロジェクトに関わる、バースセラピストという独自の肩書きを持つ方です。
ずいぶん前に、内田也哉子さんとの対談本を読んだのですが、その時も「生命について」「こどもについて」「子育てについて」とても暖かで受容的な感じ、大地の強さなどを感じたのですが。 今回、紹介により出会えたこちらのエッセイ。旅立っていく6つの魂のお話が載っているのですが、本当に涙なくしては読めませんでした。悲しい、だけではなく、一つの命の周りで交わされる愛がすばらしくて。「死」そのものへの恐怖や嫌悪感もそのままに、ただ、それよりも、「今を精一杯、生きること。存分に味わうこと。」が描かれています。そして、ひとの持つ、無限の愛、強さ、美しさの力強さ!いっけん、「大変、不幸、辛い、苦しい。嫌だ。」とくくられてしまうかもしれませんが、その波にざぶんと飛び込んで見えてくる世界は全く違うものです。
今、この体を持って生きる、生かされている私たち。たくさんのユニークなストーリーがついてきますが、こんな、愛の目線をもって在ることもできる。こういう人が、人たちがいるんだ、と知ること。そして、それは自分の中にもあるもの。と思うと、本当に、人が、命が、人生が愛しくなりました。
今、ご病気をお持ちで苦しい思いをされている方、ご家族にご病気の方がいて介護をしてらっしゃる方、また、いつもはそのような思いがない方。近しい方が旅立って悲しみの中におられる方。これから旅立ちを見届ける方。いろんな方にオススメの本です。
私たちは無限の可能性を持っていて、とても自由で、そして、それをいつでも選べる。そんなことを思いました。2013年も残りわずか!良いお年をお迎えください(^-^)
新年は5日(日)からです。(朝に空きがあります。)
!もう一つのブログでは、「変な笑いが出る。。。」これまた好きな著者さんの本を紹介しています♪よろしければご覧ください。コチラ
心と体の再生サロン AROHAM
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