セッションにお申込をくださったAさんから受け方や進め方についてのご質問をいただきました。ご了承をいただき、ブログにてお返事をさせていただきます。長い記事ですが、これからセッションを受けることをご検討されている方にもご覧いただければと思います。
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Aさんは最初「自分の子どもが困っていることがある。」とのことで、お子さんをご紹介くださりました。お子さんもセラピーを受けることには興味をお持ちだったので一回来ていただきましたが、次のご予約はされませんでした。
そこから、Aさんは「子どもがセッションを続けるにはどうすれば良いか?自分が言っていいものか、見守ればよいのか。」他、いろいろなご質問をくださいました。
「子どもが楽になるのであれば!」というお気持ちが強いほど、「どうにかしてあげたい、どうにかセラピーを受けて欲しい。」という思いも出てきますよね。親御様としてはお子様を思うゆえに、このようなお気持ちになるのも当然かと思います。けれど、ここでお答えできるのは少し厳しい言い方になるかもしれませんが
「セッションを進められるのは、ご本人のお気持ちが向いたとき。」
ということです。
つらそうにしている様子を見るのはおつらいかと思います。けれど、その姿を見ているときにご自分(親・Aさん)の中にはどのような思いがあるでしょうか。
最初は「受けよう、」と思われたけど二回目の予約をされなかった、ということは「もういやだ、」とか、「今はまだいい、」など何かご本人の中にあるからでしょう。この部分についてはご本人ありきなので、こちらからセッションへお声をかけることはできないのです。
Aさんもこの点をご理解してくださり、今度はご自分のお気持ちについて取り組むため、Aさんご本人のセッションをお申込されました。
そこからいただいたご質問が、セッションや癒やしについて、もしかしたら他にも同じように思っていらっしゃる方もいるかもしれない内容でしたので、ご了承をいただき掲載しています。
Aさんのご質問
『もしかしたら、時間がかかっても、月に一度程度が精いっぱいでも、対面でお願いできるとき限定でお願いした方がいいのかな?とも思います。すこし焦っているのかもしれません。
あるいは進め方に対して間違った思い込みがあり、半澤さんのお考えがわかっていないのかもしれません。
この5回はすべて問い掛けなどでコアビリーフを特定することに専念したほうが後々の効果が高く、家族に大いなる好影響があると見ておられるのでしょうか?
それらも含めてまずは何度か話して決めていくのでしょうか?
先々の予約をしようということ自体が不遜であり、半澤さんの言葉や提案を待っていたほうがよかったのでしょうか?』
Aさんはなるべく対面での形をご希望されていたのですが予約枠が難しく、Skypeの回もご提案しました。ここで先ほどのご質問だったのですが、
対面でもSkypeでも効果は同じですので、直接対面のほうがよいか、Skypeが良いかは好みでお考えいただければと思います。
他、よくいただくご質問が【セッションを受ける間隔について】。「月に一度?何度がいい?ペースは?」ということもよく聞かれます(^^)
こちらもその方のお悩み具合、程度によるので決まった答えはないのですが、基本的に
・1~5回目ぐらいまでは、毎週もしくは2,3週間に一度。
・感情の揺れ、気持ちのつらさ、テーマへの見え方が変わってきたら3,4週間に一度。
という方が多いです。
けれど、ここは本当に皆さまそれぞれですので、週一回で一年ほど通われた方もいらっしゃれば、最初から月に一度のペースで継続される方もいらっしゃいます。また、何回で終わる、ということも皆さまそれぞれですので何回来れば良い、何回だと足りない、などもありません。
一つの目安としてご自分の中に「うん、なんだかもう大丈夫かも(^^)」という感覚がわかるようになるので、”自分が感じるOKな感じ”もご参考にしていただくと良いかと思います。
自己愛が増すことで、依存でも不足でもないセッションの使い方ができます。ずっと通い続けるでもなく、早く切り上げるでもない適切な感じをご自身の感覚として捉えて頂けるでしょう。
セッションのペースもこちらから「このペースでいらしてください。」ということはお伝えいたしておりません。
自分にはどれぐらいがいいのだろう?ということについては一緒に話し合い、決めていく部分です。セラピストが決めるのではなく、『セッションはご自身が主体となりセラピストと共に進める。』そのようにみていただければと思います。
癒やしを深めるのも、進めるのもすべてクライアントご本人の力です。セラピストはあくまで伴走者。ご自分が持っている、けれど今は滞りがあって出し切れていない力。そこを思い出すようにセッションを使っていただければと思います。
>この5回はすべて問い掛けなどでコアビリーフを特定することに専念したほうが
後々の効果が高く、家族に大いなる好影響があると見ておられるのでしょうか?
ということですが、五回がどのように進むかは全く未知な部分であり、セラピストがコントロールできることでもありません。
すべて、ご本人の中から自発的に起こる癒やしのエネルギーが最適なペースで運んでくれます。
癒やそう、とするよりその時の”心”という現場に集中することで滞っていたエネルギーが動き出し、その方本来の自然なエネルギーの流れに戻っていく。そのような感じです。コアビリーフを特定したり、セルフイメージを見つけたり、感情解放をする、ということだけが癒やしにつながるわけではないからです♪
ときには現状の思考の整理で終わることもあれば、すぐにセラピーに入るときもある。心模様が毎日毎瞬変わるように、セッションの内容もその時々で違います。
これをすれば効果が高く、これをすればこうなる。というように必ずしも1+1=2はならないところが心の複雑さであり、奥深いところですよね。
心の持つ可能性は限りなくて、ときに1+1→100 になることさえあるからです。心が再生する流れを目にするたび、人の回復する力は本当にすごいなぁと思います。
最後に
>先々の予約をしようということ自体が不遜であり、
半澤さんの言葉や提案を待っていたほうがよかったのでしょうか?
についてですが、もちろん先のご予約もしていただけます。今は数回分まとめてご予約される方の方が多いです。また、私の言葉や提案は、、、ありません(*´∀`)
繰り返しになりますが、セラピストはあくまで伴走者です。あくまでクライアントさんのお気持ちをベースに一緒にプランを進めている感じです。お悩みや現状をお聞きした上でご提案することはありますが最後に決めていただくのもご本人です。
Aさんがそう、ということではありませんが「セラピストがどうにかしてくれる。」という場合ですとそのお気持ちにはお応えするのが難しいでしょう。セッションはあくまでご本人を基盤に進むもの。
「自分でも取り組みたい、でも一人だと難しい。癒やしたい、けど自分だけだと難しい。」
そのようなお気持ちのときにご一緒できればと思います。長くなりましたが、セッションへお申込いただく際に、今はそう思えないとしても
「癒やしの可能性は無限大。扉は自分で開ける。」
そんなことも心の片隅に留めていただければと思います。ほんと~うに、ハートの持つ力はすごいのだから。
癒やしのプロセス全てに敬意をこめて♪